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Web相談事例01 老後の積立にイデコ(iDeCo)ってどうなんでしょうか?他に良い方法ありますか?

Q.

私たちは、夫婦共働きで、夫40歳、妻38歳、子供が2人います。
今年から老後のために積み立てを始めようかと考えているのですが、イデコってどうなんでしょうか?
税金の優遇とかメリットは多そうなんですが、実際はどうなのか調べてもよくわからなくて困ってます。
もし積み立てをするとなれば、他の積み立て方法などもあれば、合わせて教えていただきたく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

A. 回答者:ファイナンシャルプランナー 白坂大介

イデコはここにきて、とても注目されるようになりましたね。
この制度自体は確定拠出年金(日本版401k)と言いって10年ほど前からスタートした制度です。
その制度を個人単位でも加入できるようになったのが個人型確定拠出年金=イデコ(iDeCo)ですね。

また、最近では2018年からスタートした「つみたてNISA(ニーサ)」といった制度もイデコと同様に老後に向けた資産形成の手段として注目されている積立の制度です。

ご存知の通りイデコに関しては積立を行なった掛け金に応じて税金面でのメリットがあります。
簡単にいうと支払った掛け金に応じて、所得税が節税できる制度です。
ただし、掛け金には一定の限度などもあります。

ただし、一点注意しなければいけないのは、イデコでは一度積立てた掛け金は60歳になるまでは引き出せないという特徴があります。

一方で、つみたてNISAは、解約をした場合にはすぐに現金化しやすいという点でイデコとは大きな特徴の一つの違いとなっております。
ただし、つみたてNISAには積立した金額に対する所得税の節税メリットはありません。

このようにその他にも様々な特徴の違いはあるのですが、現在40歳と38歳の共働きのご夫婦にとっては、老後まで約25年ほどの期間がありますので、イデコやつみたてNISAなどの特徴を十分に理解した上で、積極的な資産形成をしていくことは非常に有効な手段であるとは思います。

是非とも、さらに詳しく制度の仕組みなどを学んでいただき、ゆとりある老後生活に向けて貯蓄に励んでください。