高校からもらってきた「団体保険の案内」入るべき?

高校の団体保険は必要?入るべきか・不要かをFPがわかりやすく解説
春の入学シーズンになると、高校からさまざまな案内が届きます。
その中に、「団体保険(傷害保険・総合保険)」の申込書が入っていて、
●みんな入るものなの?
●入っておいた方が安心?
●すでに入っている保険と何が違うの?
と迷われるご家庭も多いのではないでしょうか。
高校の団体保険は必要なのか?と悩んでいる方に向けて、この記事では入るべきかどうかの判断ポイントをわかりやすく解説します。
実際に先日も、お客様からこのようなご相談をいただきました。
実際にいただいたご相談
「高校の方から保険のお知らせもあって、それも、どうしようかと悩んでて。資料写真送るので見てもらえますか?」
この時期は、こうしたご相談が本当に多いです。
結論から言うと、学校から案内される団体保険は、必ずしも加入しなければならないものではありません。
ただし、内容をよく見ずに「なんとなく不安だから加入する」という判断は、少しもったいないケースもあります。
過去の同様のご相談内容はこちらのページでもご紹介しています。
高校の団体保険は必要?入るべきかの判断ポイント
高校から案内される団体保険が必要かどうかは、「どんな補償が付いていて、それが自分の家庭に本当に必要か」を整理すると判断しやすくなります。
特に確認したいのは、次の3つです。
■今入っている保険と重複していないか
■ケガの通院補償が本当に必要か
■安心のために入るとしても、その目的がはっきりしているか
ここを順番に見ていきましょう。
学校の団体保険は、どんな保険?
学校から案内される団体保険の多くは、主にケガに備える傷害保険です。
よくある補償内容としては、たとえば次のようなものがあります。
○ケガによる通院
○ケガによる入院
○後遺障害
○死亡保障
○個人賠償責任補償
一見すると幅広く備えられるように見えますが、実際に判断するうえで特に大切なのは、「ケガで通院したときの補償が必要かどうか」です。
判断ポイント① すでに入っている保険と重複していないか
まず確認したいのは、今すでに加入している保険との重複です。
たとえば、
●お子さんが医療保険に加入している
●火災保険に個人賠償責任特約がついている
●親御さんの生命保険で一定の保障が確保されている
このような場合、学校の団体保険の一部は、すでに別の保険でカバーされている可能性があります。
特に、個人賠償責任保険は火災保険や自動車保険に付いていることも多いため、重複して加入してしまうケースも少なくありません。
判断ポイント② 通院補償が本当に必要か
学校の団体保険で意外と特徴的なのが、ケガで通院した場合の補償です。
たとえば、通院1日につき1,800円など、日額で給付される内容になっていることがあります。
ここで考えたいのが、「そもそも通院した場合、実際の自己負担はいくらくらいかかるのか?」という点です。
地域によっては、高校生でも医療費助成があり、自己負担がかなり抑えられているケースがあります。
そのため、
●通院補償があると安心ではある
●ただし、必須とまでは言えない場合も多い
というのが実際のところです。
判断ポイント③ 「安心のために入る」のはアリ。ただし目的は明確に
もちろん、団体保険に入ること自体が悪いわけではありません。
たとえば、
●部活動でケガのリスクが高い
●通院の機会が比較的多そう
●少額の保険料で安心感を持っておきたい
こうしたご家庭であれば、安心料として加入するという考え方も十分あります。
ただし大切なのは、「みんな入っていそうだから」ではなく、「何に備えるために入るのか」をはっきりさせることです。
今回のご相談ではどう考えたか
今回ご相談いただいたケースでは、すでにお子さんの医療保険に加入されており、個人賠償についても他の保険である程度カバーできていました。
そのため、整理すると次のような考え方になります。
■ケガによる入院や手術 → 既存の医療保険でカバーできる
■個人賠償 → 火災保険などで重複している可能性がある
■親の死亡保障 → すでに生命保険で一定程度確保できている
■残る検討ポイント → ケガで通院したときの補償をどう考えるか
このように整理すると、「今回の団体保険は、必ず加入しなければならないものではない」という判断になりました。
「なんとなく加入」が一番もったいない
保険は、内容が複雑に見えるため、つい
「よく分からないけれど、とりあえず入っておこう」
となりがちです。
ですが、本来の保険は、必要なリスクにだけ備えるものです。
すでに別の保険でカバーできている内容まで重ねてしまうと、保険料だけ増えてしまうことにもつながります。
だからこそ、
○何が補償されるのか
○今の保険と重複していないか
○本当に必要な部分はどこか
を一度整理してから判断することが大切です。
まとめ
高校から案内される団体保険は、決して珍しいものではありません。
ただし、「案内されたから入る」ではなく、「自分の家庭に必要かどうか」で判断することが大切です。
特に確認したいのは、次の3つです。
●すでに加入している保険と重複していないか
●通院補償が本当に必要か
●安心のために入るなら、その目的がはっきりしているか
この3つを整理するだけでも、判断しやすくなります。
保険の重複や必要性が気になる方へ
学校の団体保険に限らず、保険は「入ること」よりも「内容を整理すること」が大切です。
「うちの場合はどう判断すればいい?」「今の保険で足りている?」「重複している保障はない?」と迷われた方は、まずは相談メニューをご覧ください。
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