ご相談事例

老後のお金、このままで大丈夫?ご夫婦で考えたライフプランと資産形成

(高槻市 S様)
家計管理資産運用
お客様の問題点は?

家計に大きな問題はない。でも「このままで大丈夫?」という不安がありました

老後資金や教育費、住宅費を整理し、夫婦でFPとライフプランや資産形成について相談しているイラスト

今回のご夫婦は、日々の家計に大きな問題を抱えていたわけではありません。

それでも、これから必要になるお金について考えると、いくつか気になることがありました。

✓ ご相談時に気になっていたこと

  • 老後には、結局どのくらいのお金が必要?
  • 教育費や住まいのお金も含めて、今の家計でどこまで準備できる?
  • 預貯金だけで持っていていい?
  • NISAやiDeCoも気になるけれど、何から始めればいい?

特に気になっていたのが、老後に向けた資産形成です。

NISAやiDeCoという制度があることは知っていて、興味もある。

一方で、

  • 「NISAとiDeCoはどう違う?」
  • 「自分たちなら、どう使えばいい?」
  • 「毎月いくらくらい積み立てればいい?」

というところまでは整理できていませんでした。

実は、これはFP相談では珍しい状態ではありません。

「NISAを始めたい」というご相談でも、詳しくお話を聞いていくと、本当に知りたいのは商品や制度のことではなく、

「わが家は、このままで大丈夫なのか?」

ということだったりします。

そこで今回は、いきなりNISAやiDeCoの商品選びをするのではなく、まず現在の家計と、これからのお金を整理してみることにしました。

※実際のFP相談をもとに、個人が特定されないよう氏名・年齢・金額などの一部を変更・再構成しています。

実際に行ったアドバイス

まずは「NISAをどうするか」ではなく、わが家のこれからを確認しました

最初に行ったのは、NISAやiDeCoの説明ではありません。

まず、現在の家計とこれからの暮らしを整理することから始めました。

① まず、現在の家計を整理

収入・支出・貯蓄などを確認し、現在のお金の流れを整理しました。

② ライフプランで「これから」を見える化

教育費、住まい、生活費、老後など、これから予定している支出を確認し、ライフプランとキャッシュフローを作成しました。

今の家計だけではなく、10年後・20年後に家計がどう変化していくのかまで確認します。

③ お金を「近いうちに使うお金」と「将来のお金」に整理

ライフプランを数字にしてみることで、すべてのお金を同じように考える必要はないことが見えてきました。

近いうちに使う可能性のあるお金は手元に残し、もう少し先のためのお金については資産形成も検討します。

④ そのうえでNISA・iDeCoを検討

ここまで整理してから、それぞれの制度の仕組みや違い、税制上のメリット、注意点などを確認しました。

「どちらがお得か?」だけではなく、ご夫婦の目的や使う時期に合わせて考えていきます。

今回のポイント

NISAやiDeCoを利用すること自体が目的ではありません。

「何のためのお金を、いつまでに、どのくらい準備したいのか」を先に確認し、そのうえで預貯金として持っておくお金と、将来に向けて育てていくお金を考えました。

また、資産形成を始めるからといって、最初から家計ぎりぎりまで積み立てる必要もありません。

将来のキャッシュフローを確認しながら、日々の暮らしを圧迫しない範囲を検討しました。

「一番増えそうな方法」を探すより、ご夫婦が無理なく続けられる形をつくる。

今回は、そこを大切にしました。

アドバイスの結果

「何をすればいいか分からない」から、実際の行動へ

ご相談の当初は、

  • 「老後のお金がなんとなく心配」
  • 「NISAやiDeCoをやった方がいいのかな?」
  • 「でも、何から始めればいいのか分からない」

という状態でした。

家計を整理してライフプランを作成し、これから必要になるお金を確認したことで、資産形成に回せる金額についても具体的に考えられるようになりました。

ご相談後に決まったこと

  • 当面必要になるお金は、きちんと手元に残しておく
  • 将来に向けたお金は、資産形成も取り入れて準備する
  • ご夫婦それぞれが利用できる制度を活用する
  • 家計に無理のない範囲から積み立てを始める

その後は「検討して終わり」ではなく、実際に必要な手続きへ進まれました。

今回、何か特別な金融商品を見つけたわけではありません。

家計とこれからのお金を一つずつ整理したことで、「このままで大丈夫かな?」という漠然とした不安が、「まずはこれをやってみよう」という具体的な行動へ変わりました。

また、ご夫婦でこれからのお金について一緒に確認し、今後の方向性を共有できたことも、今回のご相談の大切な成果だったと思います。

同じお悩みや問題を抱えていらっしゃる方へ

NISAを始める前に、一度「わが家の家計」を見てみませんか?

白坂 大介

NISAやiDeCoについて調べると、制度や商品の情報はたくさん見つかります。

でも、「では、わが家はいくら積み立てればいいの?」という問いに、誰にでも共通する答えはありません。

家族構成、住宅費、教育費、貯蓄、働き方、そしてこれから送りたい暮らしは、それぞれ違うからです。

だから私たちは、商品を先に決めるのではなく、まずその方の暮らしやライフプランを見ることを大切にしています。

「何を買えばいいか」ではなく、「これからどんな暮らしをしたいのか」。
そこから一緒に考えていきましょう。